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​香り絵Ⓡ香木・香原料

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六国五味

香道では味覚を、

辛(シン)・甘(カン)・酸(サン)・鹹(カン)・苦(ク)

の5種類に分類する。

これを「五味」といいます。

また、その含有樹脂の質と量の違いから

6種類に分類し、六国(りっこく)に分かれます。

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香り絵Ⓡで使う香木・香原料

 

白檀

ビャクダン科芯材。気品のある甘く爽やかな香りが立ちます。

仏像などの彫刻、扇子、念珠など利用。香の材料としてよく用いられている。

オールマイティーに気を整える。

主な産出地:インド・マイソール、インドネシア等
(サンダルウッド sandalwood)

丁子

チョウジノキ蕾を乾燥。形がくぎに似ている。代表的なスパイス。
主な産出地:インドネシア、マレーシア、アフリカ
(クローブ clove)

桂皮

クスノキ科ニッケイ属の常緑樹の樹皮。食品香料。

血行促進で体を温める作用から漢方薬にも使われています。
主な産出地:中国南部、ベトナム、スリランカ
(シナモン cinnamon、カシア cassia)

大茴香

シキミ科(モクレン科)トウシキミの果実。星形から八角茴香とも呼ばれる。

香原料として爽やかな甘みのある香り。
主な産出地:中国南部
(スターアニス staranise)

乳香

カンラン科ボスウェリア属の種類の木から採れるゴム状の分泌物です。

清涼で優雅で甘みのある香り。

キリスト教の儀式に用いられてきた伝統的な香り。
主な産出地:中近東、アフリカ
(フランキンセンス frankincense)

龍脳

フタバガキ科。龍脳樹の樹心部の空間にできる無色透明な結晶。

爽やかな香りで雅でかなり強い香り。
主な産出地:インドネシア、マレーシア

安息香

エゴノキ科、アンソクコウノキから取れる樹脂です。

幹に傷をつけ、しみ出して固まったものを採取します。

甘い香りで、呼吸器系に薬効あり。

西洋では宗教儀式に用いられてきた伝統的な香り。
主な産出地:東南アジア、インドシナ半島、スマトラ島
(ベンゾイン benzoin)

甘松

オミナエシ科の草木の根や茎。甘さ、酸っぱさ、苦さが独特な香り。

新約聖書の中でマグダラのマリアがイエスの足にぬった奇跡の聖油が

スパイクナードといわれています。ブレンドすると香りに深みが出る。
主な産出地:中国、インド

(スパイクナード spikenard)

かっ香

シソ科のカワミドリの葉と茎の部分。古くから香料や薬用に使われ、

甘みのある香りが特徴で、緊張や不安を和らげるといわれています。

ブレンドに適している。
主な産出地:インドネシア、マレーシア、台湾、中国広東省
(パチョリ patchouli)

排草香

シソ科のカワミドリの根の部分を乾燥させたものです。

香りが強く、清涼感あるクールな香り。

ブレンドに使うと香りが深くなる。
主な産出地:インドネシア、マレーシア、台湾、中国広東省

うこん

ショウガ科多年性草木ウコンの根茎。

平安時代には五香の一つとして重要。香料や染料、薬材として使われる。

カレー粉の原料ターメリックとして有名。生薬として健胃に薬効がある。

山奈

ショウガ科の植物。ショウガの匂いですっきりとした香り。

ブレンドすると香料の独特な香りをなじませることのできる。
主な産出地:中国南部・インド
(バンウコン カチュールスガンディ)

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